地獄の目次録

何かを成し遂げるために必死で立ち上がった者の残骸。読んだ本や見た映画について何か書きます

夏コミに申し込んだ。(人生の切り売り、始めました)

というタイトルで始めようと思ったが、始めたばっかのブログに「ブログ始めました!」というエントリーがポツンネンと静止している光景。

そして、このインターネットの虚空には、そんな景色がそれこそ幾百万もの星の煌めき(よりは少ないか)ほど、誰にも看取られず転がっているということを考えたら、とてもじゃないが、そんなエントリーは載せれなかった。

かくして「夏コミに申し込んだ。」という、少しは情報強度のある釣りで、このブログを始めた旨も一緒に説明しようと考える。

 

ここまで来るうちに高校生の時分、某インターネット掲示板mi○iで黒歴史を量産していたときの感覚がまざまざと、よりリアルな質感としてこの手に蘇ってきた(あのときの手はキーボードではなくガラケーの窮屈なパッドだった)

この遥か未来のわたし、時間遠方に存在する自分を恥ずかしさで殺す厨二病という一種の病気……

 

いわば自己に対しての――

 

「殺戮にいたる病」

殺戮にいたる病 (講談社文庫) | 我孫子 武丸 |本 | 通販 | Amazon

 

は誰彼の中にも潜む爆弾なんであろう。(自然な導入)

 

  • 殺戮にいたるとは…

そして、今まさに上でリンクを飛ばした小説は、そういう病を世に隠れて発散する昏い男の愉悦の物語である。

 

前提として、この本はミステリー小説であり、作者はあの有名なかまいたちの夜シナリオライター我孫子武丸だ。(自分は初見で“あびこ”とは読めなかった)

 

物語をざっくり説明すればジョジョ四部と古畑任三郎を合体させたといえばいいか、ただしスタンドは出ない。 そして、この小説の見所さんは、ミステリー小説で要とされるトリックにある……と思う。思うと言うのも多分、Amazon評価やおすすめミステリー小説の評判をググれば、大抵の人間がそこを評価しているからだ。(まぁ安易な検索はネタバレされるかもしれないのでオススメはしない)

 

このトリックの類というのが文字コンテンツにおけるカタルシスの回収装置として、非常に便利かつ理にかなったものであるということは物書きとして認めざるを得ない。

 

しかし、自分はこの小説に関しては「は?」と憤慨したことをよく覚えている。そうトリックというのは、その言葉通り非常に厄介なモノであって、仕掛けたのなら発動し、そして欺かなければいけないという性質を持っている。これは時に読者を思いもよらぬ開放感に導くこともあれば、そうでないときも間々あるのだ。

 

自分の場合は後者だった。 おお、そう繋がるのか!と驚嘆はしたものの。

自分として、この作品で好きなところはが自己に陶酔し、その選民意識をもって獲物を選び殺していくという点にある。そして、は(これまた良く見る感想)それをことさら残酷に行うのだ。

ここでポイントが高いのはがとくにお気に入りの獲物を殺すとき、岡村孝子「夢を諦めないで」を流しながら殺すのだ。最低最悪である。夢もへったくれも無いどころか絶望しかない。

夢をあきらめないで - YouTube(聞けば、ああーとなるあの曲)

しかし、ここで彼は無常の喜びを得る。「レッド・ドラゴン(トマスハリス)」のトゥースフェアリー(歯の妖精)ように。

 

社会不適合者は社会においては幸福になることを拒絶されている。黄金の精神はこの人間社会でしか煌めくことができないのだろう。

あと最後に「殺戮にいたる病」とは当然ながら、あの「死に至る病」のオマージュである。(未読)

死に至る病 - Wikipedia

 

  •  こんなふうに

脱線しながら、だらだらと感想とかを書いて行こうかと思う。今回は最初のエントリーなのにもかかわらず、脱線するは長いはでお察しですが……。それでも予想以上にHatenaのブログエディターが優秀で、書いているだけでも楽しいというのは、それだけでも十分に続ける価値はあるんじゃないかな。願わくばここで感想を述べた本も手に取ってほしい……

 

  • サクカ

あ、最後に忘れていましたがサクカはこんな感じです。

映画「虐殺器官」放映、ということでその二次創作を書いてみようと思います。みんな結構好きやし人気凄いんやね……伊藤計劃。自分もかなり影響されてる。

映画の感想もまた書かなきゃ。

 

f:id:ikuetomodomo12358:20170217013258p:plain

 

受かるといいね。(遠い目)